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秋の帰省(1)

そこの卒業生ではないばかりか縁もゆかりもない、神戸にある某超進学校の先生から、何ステップかのつてを経て、うちの父親に子どもの教育に関するアンケートが来て、弊管理人のことをいろいろ聞かれていました。

さすが超進学校だけあって「ご両親の職業は?」の数少ない選択肢に「地方公務員」「国家公務員」「会社員」などに混じって「医師」「大学教員」が入っていたり、「年収」の一番上の選択肢が「2000万以上」だったり、「ご両親の最終学歴は?」の質問では選択肢が「大学院」「東大」「医学部」「国公立大」「私立大」などと分かれているもののそもそも「高校」がない(うちは父母とも高卒なので「その他」になった)とか、「英語の早期教育として何をやっていましたか」(うちは「特になし」)とか、「ご両親の愛読書は」(うちは「特になし」w)とか、塾に関する質問群(塾は行かなかったので回答は「なし」の羅列)とかいった独特の質問や選択肢が並んでおり、うちの父の回答はほとんどが「その他」「特になし」となってしまっており、その外れ値っぷりに吹きました。

そんな噴飯アンケート自体はまあいいのですが、質問の中に「子どもが初めて言葉を喋ったのはいつですか?」という質問があって、そこには「1歳未満」にマルがついていました。

まさかあ、と思って父親に聞いてみると、確かに自分が言葉を話し始めたのはかなり早かったらしく、しかも初めて発した言葉は

  「ひどい!畜生!」

独り暮らしをする前、よく父が変な口調でこの言葉を言っていたのを聞いていたのですが、私はただ父がふざけてその言葉を繰り返しているだけだと思っており、その起源は知りませんでした。

1歳にならないころ、両親が、自分を祖父母にちょっと預けて遊びに行こうかと相談していたとき、傍らにいた自分が発して仰天したそうです。ということはシチュエーション的にも正しい発話だったわけですが、しかし人生で初めて、世の中に投げ出した言葉が

  「ひどい!畜生!」wwwww

出生後、パパママボクの核家族でど田舎に住んでいたため、ほとんど親族や他の家族と接する機会はなかったものの、どういうわけか両親は幼児語を使わず普通の会話文で自分に話し掛けていたそうで、それが早くて変に子どもっぽくない発話に何か影響していたのではと父は振り返っておりました。その分析が正しいかどうかは知りません。

帰省の際のささいなエピソードでございました。
ちなみに高卒の父は、知らないうちに放送大学の学生になっておりました。がんばれ~

コメント (6)

e-com:

盛りだくさんすぎてコメントポイント満載なのだが。
とりあえず。。。

お父様ファイト!!!

管理人:

ツッコミポイント多すぎてげっぷが出るでしょw

積んであった放送大学の教科書見た限り、趣向は私よりも人文学寄りのようですwww

ちのまえ:

同情するなら金をくれ!なんかよりインパクトあるね。
ひどい!畜生!

管理人:

ところがその後の人生に於いて、そんな台詞を吐きたい気分になったことがほとんどないのが不思議というかなんというか。

-----
ひとつ本文に書き忘れたことでひどく不思議なのは、父親によると「畜生」の部分は「ちくしようchi-ku-shi-yoh」と発音したらしい。
「畜生」という言葉を耳から覚えた場合、こういう発音にはならないはずで、「ちくしょう」という文字を読み違えたかのような発音が、いったいどうやって出てきたのか、ホントよくわからない。

Hiro :-):

受ける。。。

管理人:

他人事じゃない……

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2009年09月19日 23:59に投稿されたエントリーのページです。

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