通勤途中にある千代田区立図書館の利用カードを作りました。
ということからわかるように、千代田区の場合は在勤、在住者でなくても資料が借りられます(冊数や電子書籍の利用など、在勤在住者が優遇されるサービスはある)。
それだけだとわりと普通なのですが、すげえと思ったのは、利用カードを持っている人は誰でもNaxos Music Libraryが使えること。
これ、何度も弊サイトに出てきているように、NAXOSなど178レーベル(!)が参加した、35000枚超のCDがストリーミングで聞けるサービスです。絶版、レアものの曲も含め相当豊かなライブラリで、クラシックだけでなくジャズもわりと充実。最近ではクライバーン・コンクール終了後に予選と準決勝、決勝の演奏をラインナップに加えるなど野心的です。
個人で契約すると月1890円かかるのですが、図書館利用者のアカウントだと無料。音質は128kbpsとCDに比べるとやや劣りますが、PCからミニコンポにでも繋いで聞けばBGMには十分だと思います。資料的関心などから知らない曲のCDを買う前に試聴、なんて使い方も自分はしています。
いくら払っているのか知りませんが、CD媒体で資料を購入したり更新したりする費用と手間と陳列スペースのことを考えれば、図書館としても利用するメリットは十分あるのでしょう。うまいこと考えるなあ。
ほかには大学図書館でも利用が始まっているようです。