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糠平

土日を利用して、十勝は上士幌町、糠平(ぬかびら)温泉に行ってきました。
札幌からみて「大雪山の裏っ側」です。今回の目的は2つ。

(1)これまでのツーリングで未踏だった国道273号「糠平国道」を走る
(2)氷結した糠平湖に現れる「タウシュベツ川橋梁」を見る

土曜の昼過ぎになって急に宿を予約し、道央道を旭川方面へ。
層雲峡を過ぎるともう夕暮れ時になってしまいました。
糠平国道は東大雪の山の中を通っており、森林といくつもの橋を通り抜けるツーリングロードです。
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標高1139m、北海道の国道の峠としては最高所にある三国峠を過ぎると、谷を長くまたぐ橋が見えるヘアピンカーブがあります。既に風雪が厳しい夕闇の中でしたが、車を止めて写真とりました。

アイスバーンを走り抜け、糠平温泉で一番大きい「糠平館観光ホテル」に投宿。露天風呂はわりとぬるめのお湯で、風呂から上がるとすっと汗が引いて、しかしぽかぽか温かいいいお湯でした。雪をかぶった木々と沢を眺められ、景色も気に入りました。

明けて日曜。
地元のNPO「ひがし大雪自然ガイドセンター」主催のツアーに参加です。スノーシュー(かんじき)を借り、スキーウエアを着込んで糠平湖を目指します。

糠平湖は水力発電のために作られた人造湖だそうです。温泉から少し北に行った「五の沢」に車を止め、スノーシューをはいて林を抜けます。
080302senro.jpg
廃線になった国鉄士幌線の線路がここにあったんだって。

林を抜けると、70cmほどの厚い氷に覆われた湖面に降ります。
080302kinoko.jpg
ここでの見物のひとつは「キノコ氷」。冬の電力消費増大に伴って水を大量に抜くため、水位が下がるとともに湖面の氷が切り株の上に取り残されてできるそうです。氷はきれいな水色。写真のような大小のキノコがぼこぼこと生えてます。だいたいは上の氷が割れて火山の噴火口のようになっています。

ワカサギ釣りのテントを横目に湖面を2キロほど歩いて横切ると、ハイライト「タウシュベツ川橋梁」にたどり着きます。
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士幌線の線路がのっかっていた橋梁です。普段は湖底に沈んでいますが、水位の下がる冬からゴールデンウイークくらいにかけて姿を現すそうです。いまは周囲に何もありませんが、かつてはこの橋も森林に囲まれていたそうです。ツアーに参加した9人で写真を撮りました。

戻って昼飯。そして一路帯広へ。
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眠くなってきたので六花亭でお茶して札幌へ戻りました。

2日で約530kmのドライブ。晴天率の高い十勝は今日も真っ青な空でとても気持ちよかったです。
糠平のお湯も雰囲気も気に入りました。穴場ですね~

コメント (2)

Hiro :-):

糠平温泉のライダーハウスの露天風呂もいいのだ!
三国峠はほぼ同じアングルの画像があります。。。

管理人:

糠平温泉にライダーハウスあるんですか~
YHはわかったけど気付かなかったなあ。

三国峠は茶屋なんかもあるようですが、暗くて吹雪いていたのでよくわかりませんでした。でも画像はけっこう珍しい雪景色&夜景が撮れたので満足です!

帰りの帯広~札幌は遠かった……

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2008年03月02日 20:02に投稿されたエントリーのページです。

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