■藤子・F・不二雄『ミノタウロスの皿』小学館文庫、1995年。
■同『気楽に殺ろうよ』同、同。
秋田出張はホント「待ち」の時間が多いので、街の古本屋で2冊仕入れました。
まあ別に云々する必要もなく面白いのでぜひ読んで下さい。収録作品の初出は1969-1977年。
で、余計なこと。
そうはいっても一人の人間が描いているのでなんとなく類型のようなものが。
・時間旅行もの
・平行世界もの
・環境問題もの
・神様視点もの
・立場逆転もの
現にある「常識」とか「科学」の構造をとらえて→それをずらしたり反転させたりするのがサイエンスフィクションだとすると、こうしたテーマに集約されるのは不思議ではないですけどね。
あと、単純な感想。
・人物の描き分けができるって当たり前のようでいて素晴らしい(→イマドキの雑誌をみよ)
・サイエンスに依拠したフィクションて、やっぱり一定の教養がないとかけないのね