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2005年10月16日
明けて日曜日
雨。寝坊。昼過ぎまで朝刊とってくるの忘れてた。最近新聞おもしろくないので…
職場で主要な新聞は全部とっているので、ほぼ毎日目を通してますが(「読んでる」というほど一生懸命目を通してない)、紙面と会社のカラー含めこんな印象↓
■朝日:中央省庁・ただし左。ニュースは俺が決めるという独特のプライドがしつこいが、方向性はともかく優秀な記者は優秀。紙面はまさにメリハリで、大きい(と朝日が思った)ニュースは大展開、ほかはつきあい程度。特集・文化・国際面はけっこう面白いと思う。チラシ多いのはさすが。求人情報充実。ネット中心に展開する会員制の「アスパラクラブ」の今後に注目。
■毎日:自営業。社是ってのがなさそうなので、ニュース判断で「おや?」という時もあるが、個々の記者のポテンシャルは高いと思う。給料安いせいか会社のために仕事してる感じがないのはさすが。遺跡捏造のスクープは、つまんない事件の抜き合いに汲々とする業界に喝を入れたはず(別にそれで業界が変わったわけではなさそうだけど)。署名記事のリーダー。営業しとるんかしら。
■読売:軍隊。他社が書いた記事はほぼカバーするので網羅性が高い。事件・事故に強い→当局との関係が深い→右寄りということかなあ。制度(マクロ)からものを語る傾向が強い気がする。この点個人(ミクロ)をフィーチャーする他の新聞とずいぶん違う。記者が多いので瞬発力あり。チラシ多い。広告多い。拡張員は怖い。
■東京(中日):野次馬。なんといっても特報面の高出力。何かあった次の日には裏読みした特集(浅く広く!)を載せてくるのがすごい。この2面だけ週刊誌。あとはサンデー版の折り込み特集。教材に使えそうなビジュアルのうまさあり。逆に言うと他は特に読むべきところなし。実は朝日より左かもと思ってます。安い。
■産経:おっさん。暇なら朝日と併読すると楽しいと思う。オピニオン紙だけあって、生ニュースでは実現しない抜きネタも掲載する(笑)。低価格設定とか、朝刊紙化とか、ネット配信といった、営業面で見るべきものが多い。警察、自衛隊、拉致、東アジア外交に興味があれば。現場記者はふつうの人。
■日経:専門家。経済はもちろん、産業に繋がる学問(法学、経済学、工学あたりかしらん)にも力が入ってる。経済関係の面以外はスペースが限られているので、淡々と必要なことだけだが、実はこれが一番親切なのでは。「うちはまず日経にリークすることになっている」という企業もあるらしい。
新聞は何見ても書いてることは一緒なんていうけど、結構違うもんです。テレビやネットに押されて斜陽産業になってしまいましたが、どうやって生き残りを図っていくんでしょうか。
投稿者 b-men : 2005年10月16日 13:18
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