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雑記

ええとショパンのノクターン(Op.62-2)に手を付けてます。
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これね。1846年の曲だというから、死ぬ3年前、晩年といっても36歳。
速度はレントの指定なので、とても遅い曲ということになります。録音を聞いていると眠くなるかもしれないけれども、ライブなら大丈夫な気がする。ましてや弾いているほうはかなり気持ちいいです。
リストが交響曲をピアノに落とした人だとすれば、ショパンは歌曲をピアノで再現した人だという対比を思い出します。旋律はほんとうに心の中でいっしょに歌いながら弾きたい、平易だが美しいもの。この繊細なラインをぼんやりとした光彩に沈めるのは左手の伴奏です。
ダイナミクスやテンポ、ペダリング次第でほんとうに弾く人の個性を引き出せる奥深さがあると思います。しかしそこには同時に、収斂していくイメージのようなものもある。到達点というか、ひとの最期を暗示するというか、そんなものが。

* * *

全然話は飛びますが、7月のTOEFL、申し込んでしまいました。あーあ。
何度か目の英語ブラッシュアップですが、これまでで最も点が取れる感じがしません。

12年前(!!!)、留学のために受けたときはPaper Based Testで、どっかの大きなホールでペーパーテストを受けたものです(580点)。次受けたのは4年前、このときはComputer Based Testになっていて、読む聞く書くをPCに向かってやりました。作文を手書きしなくていいのは有り難かったが、作文の評点は全然10年で伸びていないという悲しい結果に(270点)。
今回はInternet Based Testとまた形式が変わっていて、今度は「話す」が加わってます。さらに苦手な作文がひとつのセクションを構成していて比重がかなりでかい。

話せるわけねーだろ!日本語でも言いよどむのに!
とキレても仕方がない。とにもかくにも期日が決まらないと本腰入れて勉強しないので、申し込むだけ申し込んで、対策始めてます。
どうも書く・話すともに型があって(さらにその2つはかなり共通しており)、話の展開のしかたと表現のバリエーションをいくつか貯め込んでおくという方法が有効な気がする。

それにしても高いねー、いまTOEFLは$200です。円高じゃなかったら2万超えだ。なんなんだ。ネット導入って普通はコストは下がるもんじゃないのか。

* * *

ここのところ続いている「ものを読むのに身が入らない症候群」は、買ってみたもののあまりわくわくしない本が溜まっているのと、職場が暑くて頭がぼーっとしたまま一日過ごすことが多いのと、必要があってものを読んでいることが少ないことあたりが原因なのではないかと思っています。

語学なんて所詮道具だろうよ、もっと勉強することあんだろという意見もありましょうが、お高い試験に申し込んでしまったことで、自分の中の強制勉強モードを立ち上げて事態の打開を図れればよいと思います。いまや参考書以外読む気になりませんが、毎日このままではまずいまずいと思いながら勉強する時間を作ってこせこせと読んだり書いたりしているので、だんだん頭がちゃんとしてきた感じがする。

* * *

今夏の風邪は喉に来るらしいんですけど、今月初めからなんとなく調子悪かった喉が先週から悪化。来たな、これ。咳と痰。マスク出動。
でも体調は悪くないです。たぶん仕事が忙しいから。思えば去年の夏に転勤してきてから2、3度、風邪引いたという自覚はあるんですが、風邪引いてる場合じゃない忙しさが続いているので体が頑張ってくれて、高熱→休業には至ってません。

弊管理人の体は人目を気にするヤツで、休んでも代わりがいないとか、職場で下っ端のため人にピンチヒッターを頼めないといったシチュエーションでは風邪が悪化しなかったり、トイレに行く時間もないくらい忙しい日は便意が来なかったりと自動的に体面を保ってくれるのです。いや、ありがたいんですけど、なんか痛々しいね。

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2010年05月26日 23:27に投稿されたエントリーのページです。

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