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はじめての〈超ひも理論〉

朝、出勤する年上の彼女を駅まで送って1000円もらい、コンビニでおにぎりか何かを買って帰ってゴロゴロ。夕飯の支度を少し早めにして家を出て、手元のお金でちょっとパチンコをしてから、夕暮れの駅で彼女を出迎え、一緒に歩いて帰る。あまり言葉は交わさない。手も繋がない。

■川合光『はじめての〈超ひも理論〉』講談社現代新書、2005年。

超ひも理論は、そんな超ひもな男の生き方を理論化したものではございません。
もっとも小さな「もの」は「粒」ではなくて「ひも」という考え方。
それを考えることで、10のマイナス33乗メートルくらいの大きさからビッグバンが起こるという宇宙の始まりが記述できるともいう。(さらに、どうも今の宇宙はビッグバンとビッグシュリンクを50回くらいくりかえした末の宇宙らしい)

ついていけるのはこれくらい(笑)。
図表も非常に豊富で、どうやら革命的にわかりやすい物理の本らしいということはうかがえます(これはこれですごいことだと思う)が、もうね、宇宙が「ぷっ」と始まるとか、10次元の世界を考えればいいとか、虚時間では2分の1の長さが2倍に等しくなっちゃったりするとか、その言葉が言葉として理解できる以上の理解ができません。面白い経験でした。

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2009年09月10日 10:25に投稿されたエントリーのページです。

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