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2006年06月24日
『「資本」論』
■稲葉振一郎『「資本」論』ちくま新書、2005年。
財産を持たない人間でも「労働力」という資本(人的資本)を持っていると考えることで、私的所有、市場、資本主義という制度のなかでなんとかプレーヤー資格(=資本)を持った人として労働者を位置づけようよ。だって財産がないからといって今の制度の外に出るってのはどうもムリだし、プレーヤーとして認められないまま制度の中に居残ってもキツイでしょう。
みたいな話だと思うんですけど、そんなようなことが言いたかったことは300ページのうち280ページくらいまで進まないとわかりませんでした。(でも今見たらカバーに書いてあった!笑)
投稿者 b-men : 2006年06月24日 22:52
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