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2005年10月08日
散財の効用(1)
タワレコでCD3枚。
■Concertos from Spain (DECCA 476 2971)
Alicia de Larrocha (p)
London Philharmonic Orchestra, Royal Philharmonic Orchestra
ラローチャのピアノで聴く、スペイン出身の作曲家たちのピアノ協奏曲集。
個人的には、モンサルヴァーチェ(Xavier Montsalvatge, 1912-2002)の「ピアノと管弦楽のための短い協奏曲」(Concerto Breve for Piano & Orchestra, 1953. breveの訳はこれでいいんだろうか?)がなかなかいいなあと思いました。
この人の名前を知ったのは恥ずかしながら今日初めて。ライナーノートによれば「生涯バルセロナとのつながりを保ち続け」「フランスの作曲家、ストラヴィンスキー、のちには西インド諸島やアフリカの音楽にも惹かれた」人だということです。確かに民族的な匂いとか愁いを帯びつつ、ポピュラーっぽい旋律も顔を覗かせたりもする、肉厚な曲だと思います。あと、ラローチャのピアノも体重が乗ってるのに綺麗でいいですね。1977年録音。持っておくと楽しい一枚。
ほかに買ったのは
■The Romantic Piano Concerto -38 (hyperion CDA67508)
Xaver Scharwenka "Piano Concerto No.1"
Anton Rubinstein "Piano Concerto No.4"
Marc-Andre Hamelin (p)
Michael Stern (cond.), BBC Scottish S.O.
録音のやり方のせいかどうか知りませんが、アムランのピアノってコロコロよく転がるんだけど何かキラキラしないんだよね。曲は技巧系の弩・ロマンです、ハイ。またそのうち聴きましょ。これは好みで。
■Tchaikovsky "Piano Concerto No.1" (OTAKEN)
Vladimir Horowitz (p)
George Szell (cond.), N.Y. Philharmonic S.O.
ホロヴィッツのチャイコフスキー、ピアノ協奏曲・爆演版(1953)。ノイズ少なくて音質はいいです。ただ客席の咳がちょっと以上に気になります(1月のライヴだから風邪っぴきがいたのか)。演奏はアスリート的!六大学野球の応援ブラバンみたいな(笑)。オケもよくついていっているのう、と感心。でも緩徐楽章もなかなか雰囲気ありますよ。
フィナーレではもう客席が耐えられなくて「あ、あっ、イく!」みたいな感じで、最終音に拍手がかぶさるように沸き起こってます。すみませんお下劣で。聴く価値あり。
投稿者 b-men : 2005年10月08日 18:17
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