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2006年01月03日
『匂いのエロティシズム』
■鈴木隆『匂いのエロティシズム』集英社新書、2002年。
イマイチ。
オリジナリティがあるのは「匂い」について本格的な研究がないという問題提起くらいかしら。進化論とか持ち出して匂いとエロスの関係の始源を辿ろうとしつつ、「ではないだろうか」「否定はできないだろう」みたいな"非科学的言辞"を溢れさせるのはどうよ。
あとラバーとかのフェティシズムへの共感がないのにこういうものについて語ろうとするのにも無理があると思う。
タイトルにエロがつく本は読む前の期待が高まっちゃって余計落胆が大きいですな。教訓としましょう(笑
投稿者 b-men : 2006年01月03日 00:16
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