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京都昼飯

4連休は呼び出しと宿直で3日働いたから今日はいいよね、と思うものの一番大変な人たちは今日も働いているに違いない。「そういうもんだ」で自分を含めていろんな人たちを追い込み/追い込まれるこういう感じが嫌で、東京ではあまりそういう感じの強くない部署に行ったんだよな。

で、昼飯食いに京都へ。

親子丼食べたい、と思って出町柳から30分歩いて「鳥岩樓」に行ったら「テイクアウトのみです」って。もうすぐ雨来るけどどこで食うんだよ。

ちょっと歩いて大報恩寺に行きました。
応仁の乱の戦火をサバイブした本堂は国宝なんだって。
あと、霊宝殿で快慶の彫刻などいろいろ見ました。ずっと弊管理人一人。大変よかった。
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でも写真はNGなので外にいたこの方たちを撮っておく。

気が立ってきまして、北野天満宮……は見ずに粟餅屋さん。
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夏の粟餅氷。底にあんこの餅が2個敷いてあります。完成されてておいしかった。腹の抑えにちょうどよかったです。
神社に興味が沸かないのは、神様が自然物だからだろうな。その点お寺はいろんな偶像があって面白い。

「糸源」でランチ……と思ったら丼だのそばだのは月~土なのな。
そんなに寿司が食いたいわけでなし……というわけで漂流。

揚げ物いっときますかね、ということで「綾綺殿」まで行ったら「当分休業」……
すげえな、今日。飢える。と思って歩いていたら「キッチンGON」に行き当たった。
うっそ。奇跡。ガーリックピネライス!
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これで締めくくることができる。
雨脚も強まってきたので、15時前には帰途に就きました。
天候を考慮しても京都やばくね。まあ去年だったら混み混みで行けなかった有名どころのお寺とかは回りやすそうでいいけど。

* * *

例の疫病は順調に感染確認数が増えています。まあ何の制限もしてないし、検査は増えてるのでそりゃ増えるんだけど、もう大勢はそれでもいいやって思ってるよね。マスクはエチケット化したのでする。換気もなるべく。繁華街は万一何かあったら後ろ指さされるので回避。けど4人くらいなら居酒屋は行っちゃう(弊管理人のことではない。弊管理人はめったに人と飯を食わない)。という程度の内面化された自粛警察でどこまでいけるかな。

飲食の人たちは結構かかってる。バーのおかーさんに聞くと「むしろ感染したときにメタクソ言われることは若い子のほうが気にして出てこない」と。そういう世界もあるかあ。

そういえば先週、舞鶴に行ったときに某喫茶店で「大阪から来たの?コロナ大丈夫?」と言われました。ましてや東京からの来訪者は基本的にスプレッダーと思われてそう。3.11の後に富山に行ったら、寿司屋でどこから来たのと訪ねられた近くの席のお客さんがものすごいちっちゃい声で「福島……」と言ってて衝撃的でしたが、ああいうやつだな。

恐がり具合は性格によっていて、誰もそれにもっともらしい理由を後からくっつけて怒ったり恐れたり開き直ったりしているように見える。平素良識あるっぽく振る舞ってる人でも、いざとなると他人をバイキン扱いするもんだなという場面をちらほらと。

* * *

北浜、カーサビアッタのフジッリ(アラビアータだっけ)は今週最も癒やされた夕飯でした。
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2020年07月26日 16:45に投稿されたエントリーのページです。

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