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2009年01月 アーカイブ

2009年01月31日

ラフ3を楽譜で楽しむ

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アメリカのamazonに注文していたラフマニノフのピアノ協奏曲第3番の楽譜が12日で届きました。速い!

円高のいま、やるべきことは海外で楽譜を買うことでしょう、と勇んで探したところ、新品・送料込みでも1999円。ていうか送料のほうが高い(笑)。輸入楽譜を日本のヤマハなどで買うと6000円くらいするので、かなりお安く個人輸入できることになります。

映画「シャイン」の主題ともなった曲。
楽譜を見ると、そのしっかりとした構成と艶やかな和声が、この曲が史上最も難しいピアノコンチェルトと言われながらもスタンダードナンバーとなった理由を浮かび上がらせてくれます。耳からだけでは気づかなかった音にも気づかされます。

実はちょっと自分でも手をつけられるんじゃないかという驕慢な下心もあったのですが、数回生まれ変わらないと無理、と断念させられました。でも、努力に努力を重ねれば第1楽章はなんとかなるのでは(まだ言うか)

2009年01月25日

りんご煮

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フルーツ王国・長野県にいる父から11月に送られてきたりんごですが、まだ食いきらずに残っていたので煮てしまいました。
コンポートなんてそんないいもんじゃないですが、子供の頃ときどきおやつに食べたものを再現するとこんな感じです。

材料は、りんご、蜂蜜、レモン汁、白ワイン、砂糖(少々)と塩(ごく少々)は気分で。
普通にりんごの皮を剥いて切って材料を鍋に全部一緒に入れて弱火でことことりんごが透き通るまで煮るだけです。食べるときは冷やして、ヨーグルトなんかを付け合わせにしてもうまいです。
ちょっとシャクッとした歯触りが残ったほうがおいしいので、完全にくたくたになる前に火を止めるのがコツかと思います。

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そういえば自分の原風景といえるものは、幼稚園から小学校低学年までを過ごした長野市の外れの小さな一軒家と、その周りにあったりんご畑です。家の周りが特別なロケーションなのではなく、2キロほどあった小学校への通学路のいたるところにりんごやぶどうの畑が広がっていたものです。

当時、繰り返し見ていた怖い夢というのがあって、家の近くのりんご畑の横の坂道を、うちの車がゆっくり下っていってしまい、それを走って追いかける夢。車が家族を象徴していたのではと今になって推測しています。当時、まあちょっと変わった子供だったからかもしれません。
小学校低学年のころ、家族がいなくなってしまうということに異常な恐怖を抱いていて、学校に行きたがらなかったり、参観日に親が遅れると何かあったのかと半泣きで後ろを振り返ったりしていたものでした。鍼灸の施術を受けたこともあった。親はずいぶん心配したと思います。
思春期を迎えるころには、そんなもやもやしたものはどこかへ行ってしまい、いまやむしろ自分のほうが漂流し続ける生活をしているのだから分からないものです。

2009年01月21日

カフェ・アンジュ

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■カフェ・アンジュ(札幌市中央区南6条西18丁目)
南6条通りから一本南に入ったところの公園の向かいにあるカフェ。
アップルパイもコーヒーもおいしかったのですが、サンルームみたいなところの席があり、天井がガラス張りで空が見えるのがいいと思いました。土砂降りの日に来てみたい。
あと、お汁粉とか甘酒とか置いてました。フードメニューも豊富で、音威子府のそばを推しているご様子。

2009年01月17日

ライヴ!(3)

朝11時とかに電話かかってきて「13時45分、Kitara集合」と。
行けなくなった人の穴埋めでライヴ!(3)は……「東京都交響楽団ハーモニーツアー2008→2009」でございます。

曲目は

 ■ブラームス: ハンガリー舞曲第1番
 ■チャイコフスキー: ヴァイオリン協奏曲
    ソロ: ウート・ウーギ Uto Ughi
 ■ドヴォルジャーク: 交響曲第9番「新世界より」

指揮はレオシュ・スワロフスキー Leos Svarovsky

指揮もソロイストも知らない人でしたけど、チャイコンは面白かったです。
チャイコフスキーってメロディメーカーなんだけどなんか田舎くさいよなー、と思っていましたが、この曲はコンサートピースとして優秀ですね、ライヴで聴くと。
伴奏に徹したお行儀のいいオケをバックに、ピッチずれや気まま編曲あり、走ったり飽きてみたりとやりたい放題のソロ・悪いおじさん64歳(笑)。7歳から演奏活動をやってるそうです。コンクール出身だとこうは育ちません(笑)
イタリア出身。エネスコの弟子らしい。へぇ~

新世界(と聞くと大阪を思い浮かべてしまうが)もいい合奏でした。都響は弦がいいなあと思いました。管がいいなあと思った札響とは対照的。チェコ人の曲をチェコ人が振ると味噌汁臭さがわりと抜けるのが素敵です。

2009年01月14日

ぴあのれっすん(11)

「ピアニシモの曲はフォルテシモで練習するのよ」

ガガーン!!!!知らなかったwwwwwwwww

■シベリウス「即興曲 No.5」

2009年01月12日

ちゃんぽん2軒

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札幌市中央区南8条西24丁目の「ちゃんぽん一鶴」。
友人に教えてもらい一緒にまいりました。
○徳ちゃんぽん840円。本場は知らないけどうまいと思う。
具は野菜のほか海鮮も入っていて、普通サイズでおなかいっぱいになります。
下の長崎亭に比べると少しこってり味濃いめ。
雪がこんこと降るなかで、しかも12時前に入りましたが、けっこうお客さん入ってました。
リピーターになるかも。

それで思い出した東京・新宿の「長崎亭」。
最後に行ったのはいつだったか。
下の写真は3年以上前に撮ったものです。
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本場を知っている人に言わせると「東京で現地の味がするのはここくらいだと思う」とのこと。
ときたま通りかかるんですが、開いてない日も多いです。

Canon Powershot G2(2001年発売、11万円!)で撮った写真ですが、今の半端なデジカメなんかよりよほどいい絵を吐き出すなあ、と思います。ちゃんぽんと関係ないけど。

2009年01月07日

サブリミナル・インパクト

■下條信輔『サブリミナル・インパクト』ちくま新書、2008年。

1996年に『サブリミナル・マインド』(中公新書)を出し、東大からカリフォルニア工科大に移ってしまった下條せんせ。干支がひとまわりして出た前著の応用編です。

意識に上らないサブリミナルなもの、それが理性に先立つのだということをまず示す。
そのサブリミナルなものに直接訴えかけ操作する(そしてそれを意識上では自分自身の自由な選択だと感じさせる)現代のメディア、マーケット、そして政治について。

大澤真幸のいう「現実への逃避」、東浩紀のいう「動物化」あたりを、認知神経科学から見るとこうなります、的な話とお見受けしました。

それにしても実験心理の人が社会診断をやるとは、またずいぶんと禁欲を破ったなあと思いながら読みました。ま、新書だっつうのもあるでしょうし、誰かがやらねば的な仕事であるのかもしれません。いや違うな、そんなのとっくにフツーのことになっているっぽい(神経経済学!)。

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