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音を視る、時を聴く

■大森荘蔵、坂本龍一『音を視る、時を聴く[哲学講義]』ちくま学芸文庫、2007年。

1982年に行われた対談。大森氏はすでに故人です。
未来、現在、過去、私、イメージ。これらについて論ずる際の適切な「表現」って何だ。というようなことを二人がつらつらと話し合ってます。自分は結局表現の問題かいな、とちょっと不満でしたけど。
「いま」というのは幅のない一瞬のことではなく、はっきり何秒とは決まらないが一定の範囲の時間のことだ、とか。
「未来」とかそのイメージというのは、脳の中にあるのではなくて、自分の外・世界の中にあるのであって「いま」とは顕現の仕方が違うのだとか。
そんなようなお話だったように思います。

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2007年07月20日 16:31に投稿されたエントリーのページです。

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